
教室には毎年異なる美しいアドベントカレンダーも飾られています。壁かけの絵のとびらを開けていくものや、小さなきんちゃく袋が日数分並んだものなどタイプはさまざま。また、鉱物学の学びに合わせて石の入ったアドベントカレンダーが用意されていたり、全員でアドベントカレンダーを手作りしたクラスもあるそうで、教室それぞれで趣向が凝らされています。
息子も低学年のころ「今日はどんな絵が出てくるかな?毎日楽しみやねん!」と目を輝かせて登校していました。こういった小さな楽しみが、暗く寒い冬の日々をより特別な時間にしてくれています。
我が家でもアドベントカレンダーを飾っていますが、朝に弱い息子が毎日開けるのを楽しみにしてすんなり起きてきてくれるので思わぬカタチで助かっています。
また、我が家では毎晩部屋を暗くしてろうそくを灯し、家族で「今日のよかったこと、うれしかったこと、伝えたいこと」などを報告し合っています。ささやかですが楽しみながら、日々の生活リズムが整えられる気がして好きな時間です。

クリスマスは冬至の時期の祝祭です。
冬至は一年で夜が最も長く、昼が最も短い日ですが、この日を境に少しずつ光が増えはじめます。灯るろうそくの光や香りとともに、子どもたちの心にも小さな光が生まれます。その内なる光が、温かくやさしい気持ちとともに少しづつ外の世界へ広がっていき、誰かの笑顔ややさしさにつながっていく・・・そんなふうに、アドベントの時間は私たちにも小さな幸せを届けてくれるように感じます。
みなさまが健やかに、温かなクリスマスを迎えられますように。
(5年生保護者)